100円で125cc中華キットバイクのパンク修理と感想
友人が乗れないということで買い取った中国製キットバイク125ccなんですがまぁ色々と酷い、確かにこれは乗れない人も多いだろうという印象。
ちょっと右に倒すとフットブレーキのペダルをこすったりエンジンがかかりにくい。
セルなしなのでキックでエンジンをかけるのだがひどいときは10分格闘することもあった。W650のほうが簡単、あれは余裕で一発でエンジンかかるしね。
そんな中華バイクですが今回後輪の空気が抜けてぺしゃんこに、空気が抜けて車高が下がったせいでなぜか右に傾きサイドスタンドで自立できない困りもの。
修理に持ってくのも面倒だしタイヤだけ持っていくにしてもばらさなきゃいけないので自分で修理するかということになりました。
とりあえずタイヤを見てみるとどうやらチューブタイヤのようでぐるっとみても物が刺さってる様子もないので虫ゴムがおかしいのかな?と予想
では早速作業開始、まずは後輪を浮かせなければならないのでスタンドが必要なのですが持っていませんね。
車の油圧ジャッキであげとくかその辺からブロックでも持ってこようかと思いつつとりあえずトルクレンチをとりに倉庫を開けると前にプラドで使っていたワイドトレッドスペーサーを発見、ちょうどいい高さと安定性がありそうなのでこれを挟んで後輪を浮かしました。
もとからついてたパワーフィルターはどこか飛んでったので100円ショップで買ったあみとアルミテープで補修済み
スイングアーム式なのでナットを外して邪魔な部品を外せばすぐに後輪が外れます、5分かからないです。
次はホイールからタイヤを外すのですがなんか変わったホイールで二個に分解できるようです、これもナットを全部外してホイールを分解するとタイヤから簡単に外せました。普通はホイールからタイヤを外しますが今回はタイヤからホイールを外すという感じですね。
では問題のチューブ、とりあえず自転車の空気入れで空気を入れてみるとすぐに空気が抜ける、どこから抜けているのかなと思って水の中に沈めてみると虫ゴムではなくチューブ本体の方から空気漏れが、なぜ穴が開いたかわかりませんが中国製の安物だからしゃーないということでダイソーの自転車パンク修理セットを買ってきて穴をふさぎます。
自転車用で大丈夫なの?って思うかもしれませんが余裕で大丈夫です('ω')ノ
ふさぎ終わったら空気を入れて抜けてないかもう一度水に沈めて確認、問題なさそうだったので空気を抜いてタイヤの組みます。
普通のタイヤだとホイールにチューブいれてタイヤをはめるときに挟んでしまって穴をあけてしまうことがあるのですが今回の分離式ホイールは組むのが非常に簡単でした。
なんでこんな構造なのかよくわかりませんが簡単なので深くは考えません(*^▽^*)
30分前の記憶を頼りにもう一度部品を組みなおしていきます、ついでにチェーンの手入れも少しだけして組み上げておしまいですね。
軽く試運転して問題なし!!!ってことにしたかったのですがなんかエンジンがかからない、どんなに頑張っても押し掛けしてもうんともすんとも言わない
なんかプラグが反応してないっぽい感じだけどランプ系統は生きてるしプラグ、ケーブル周りを見ても問題なさそう。
色々試してダメだったのであきらめようと思ってもう一度プラグ周りを見てた時にハンドルの普段は見えない位置に謎の小さなボタンを発見!!!
え!?キルスイッチついてんの!?
キルスイッチのないバイクだと思ってたらなんか変な場所にキルスイッチがついてました、たぶんなんかの拍子に押してしまったんですね、それも小さな丸いボタンで凹むだけのスイッチなのでオンオフわかりずらい。
とりあえず一回押してキックしたら無事エンジン始動、いやー中国製キットバイクの恐ろしいところですね。一般常識が通用しない謎の作り。
それも作った人から直接説明を聞いてるわけでもないのでよくわからない仕様
まぁ無事にエンジンもかかり走れるようになったのですがややナットの締めが甘いようで異音がするので閉め直して完成!!
正直125ccのキットバイク買うなら同じ値段で中古の50㏄カブ買った方が絶対にいいと思います('ω')ノ
自分みたいに素人ながらにでも車やバイクをいじるのが苦じゃなくてダメでもともとの精神の人じゃないと後悔する代物ですね。