スポーツ学から考えれば加圧シャツは太るし美容にも悪い!?
患者さんからも
「加圧シャツってやせる?効果あるの?」
とよく質問されるのですが
加圧シャツでは
痩せません!
筋肉増強効果もありません!
筋肉に負荷をかけて運動効果アップ
加圧シャツで加圧すると筋肉に負担がかかる、この時点でもう間違いなんです。
加圧シャツ程度の加圧では筋肉に負担はかかりません、加圧トレーニングのように
血流を阻害するような加圧を長時間すれば筋肉が壊死して大変です。
むしろ逆なんです!
加圧することで心拍数は下がり関節の負荷は減り、筋肉ポンプの力が増し運動効率が良くなります。
運動効率が良くなれば少ない負担で体を動かせます、消費カロリーは減るんですよ!
加圧シャツで基礎代謝、新陳代謝が落ちる
加圧シャツを着ると胸郭を圧迫するので呼吸が浅くなりますね、なので運動した時のような息苦しい酸欠の感じを得られるかもしれません。
これ基礎代謝、新陳代謝が落ちます!
運動した時の息苦しさは体内で酸素を消費することで起きる現象ですが加圧シャツは呼吸を浅くすることで息苦しさが出ます。全く違う理由なんです。
慢性的な軽い酸欠状態が続けば基礎代謝も新陳代謝も悪くなり太りやすい体になり美容にも悪いですね。
加圧トレーニングとは違うのか
加圧シャツに加圧トレーニングの効果は一切ありません!
困ったことに同じ加圧という言葉を使っているので勘違いしてしまう方が多いですが
まったくの別物です。騙されないでくださいね。
加圧トレーニングは適切に血流を制限した状態で行うトレーニング方法です。
高い効果を望めますが思わぬ危険を招く可能性もある非常に難しいトレーニングでもあります。
加圧シャツではこのような効果は出せません。
加圧シャツは無意味なのか?
全く意味がないとは言いません、姿勢を矯正、疲労軽減、運動サポート効果などがあります。
ただそのような機能を求めるのであればちゃんとしたメーカーのものにした方がいいです。
ダイヤ工業のダーウィンシリーズやワコールのスポーツシリーズ
アディダスやアンダーアーマーなどのコンプレッションシャツなどですね。
こういったメーカーは流行りで荒稼ぎするために商品を作るのではなくしっかり研究したうえで商品を作っています。